「深い学び」の言語教育的可能性―ディープ・アク ティブ・ラーニング、子供のための哲学、他者理解 の議論を中心に―
The Potential of "Deep Learning" in terms of Language Education: An Assessment on the Debates of Deep Learning, Philosophy for Children and Understanding the Other
Author(s): Kenji Kawamoto
Subject(s): Language studies, Foreign languages learning, Methodology and research technology, ICT Information and Communications Technologies
Published by: Transnational Press London
Keywords: deep learning; understanding the other; deep active learning; inquiry community; philosophy for children (P4C);
Summary/Abstract: 本論文は、主体的な学びについての一考察である。日本の教育 業界では、ここ数年アクティブラーニングが流行しており、日本語 教育においても同様である。だが、一方で「主体的な学び」そのも のが形式化してしまうという問題も指摘されている。そこで本論文 では、主体的に深く学ぶことについて考察する。「深さ」について 考えるにあたり、「ディープ・アクティブ・ラーニング」という方 法論と、哲学的方法をベースにした「子供のための哲学」「探究の 共同体」という思想に注目する。そこから、それらの方法論に共通 する他者の協働性を確認し、日本語教育においても「深さ」を求め るには「他者」的視点が必要であることを指摘する。 キーワード: 深い学び、他者理解、ディープアクティブラーニ ング、探究の共同体、子どものための哲学(P4C)
Book: Japon Dili ve Kültürü İncelemeleri - 日本語・日本文化諸考究
- Page Range: 141-149
- Page Count: 9
- Publication Year: 2017
- Language: Japanese
- Content File-PDF